スパゲッティ思考

プログラミングとそれ以外のいろいろ

XMLHttpRequestの名前の由来ってなんだっけ。

XMLHttpRequestは、ブラウザ上でJavascriptからHTTPリクエストを送信するために使われるもので、メッセージボディーの中身に制限はなく、XML形式でやり取りしなければいけないといった決まりもない。なので先頭についてる”XML”は結構不自然に思える。 なんで”XML”?と疑問に思って調べてみたら結構面白かった。

XMLHttpRequestの歴史

Microsoftで働いていたAlex HopmannとShawn BracewellはOutlook Web Accessという、ブラウザ (Internet Explorer)のみから電子メールを使えるようにする機能を開発していた。 パフォーマンス上の理由でJavascriptからのHTTPリクエスト送信が必要になり、Alexの手によって生まれた”XMLHttpRequest”は、まだブラウザ上に組み込まれていないので、このままだとOutlook Web Accessを利用するのにユーザによるブラウザの機能拡張が必要になってしまう。

ただ、Outlook Web Accessには”ブラウザのみ”で利用できなければならないという要件があったので、 Internet Explorerに”XMLHttpRequest”を搭載する必要があった。

しかし、次のInternet Explorerのリリースに正式に間に合わせることは期限の問題で厳しい。 そこで、Windows用のXML処理ライブラリのMSXMLがInternet Expplorerの次のバージョンにバンドルされていることに気づいたAlexが、件のコンポーネントを”XMLHttpRequest”として名前を擬態させることでMSXMLに混ぜ込んで無事出荷することができた。

というのが”XML”の由来みたいだ。

まとめ

こういう、ちょっとした理由 (当時のAlexらからすればちょっとした理由ではないかもだけど)でつけられた名前が浸透してずっと使われることは、テクノロジーの世界でも世の中一般でもあまり珍しいことでないけど、調べれてみると結構面白い。

参考文献

Wantedlyのインターンに行ってきた

ブログのアカウント作ってからずっと放置してたのを思い出したので定期的に書いていく.

何を書こうかなと迷ったけど,今年の夏に参加したインターンやイベントのことをどこにも書いていなかったので書くことにした. ということで,今回は夏休みの序盤に参加したWantedlyインターンについて書いていく.

インターンに行こうと思ったきっかけ

友達からWantedlyの人事+エンジニアと焼肉を食べにいく会に誘われたので行ってみた.

(余談: なぜかWeb系企業はよく焼肉をごちそうしてくれる.一人暮らしで普段欠乏状態に苦しむ自分にとってはとても嬉しい.感謝.)

行ってみるととそこにいたエンジニアの相川さんと昔会ったことがあったこともあり,インターンの面接?に行ってみたところ面白そうだったので一ヶ月間インターンすることになった. (一ヶ月といっても研究もあるので頻度は週3回)

何をやったか

最初メンターの方とインターンのテーマに関して話しているうちに,市場に出回ってきているスマートスピーカーなどの音声インタフェースに関連するアプリケーション作ったら面白いよね,ということになり自身の研究とも関連があったのでそれに取り組むことになった. 具体的には,Wantedly Peopleという名刺管理アプリで配信しているニュースを音声で検索するアプリを作った. 最終日にはDemo Dayという社員が全社員の前で成果報告をする場で作ったアプリのデモをした. (こういうのどこまで書いていいか分からない...)

インターン中の1日の流れ

  • 9:30 出社
  • 9:30~9:40 gitのissueでその日やることの確認
  • 9:40~12:00 作業 (設計やコーディング)
  • 12:00~13:00 インターン中にできた友達 or/and Wantedlyの社員さん達と昼ご飯
  • 13:00~17:50 作業 (設計やコーディング)
  • 17:50~18:00 メンターにその日の進捗報告と今後やることの確認

1日の流れはだいたいこんな感じ.

他の学生にはだらだらと残っている人もいたけど僕は定時退勤を心がけた. ベンチャー企業で働くには業務だけでなく休憩時間や退勤時間も主体的に管理していかなければならないと感じた.

あと,週に1回全体ミーティングがあってそこで各プロダクトの代表が目標達成率を報告する場があってそれを聞いたりすることもあった. 仲社長の話とかも聞けて面白かった. また,毎週人事の人と面談する時間があって困ったこと,不満に思ったことなどについて話す時間が設けられていた.

こう表にしてしまうとずっと一人で作業しているように思えるけれど,他のインターン生とお互いのテーマについて話し合ったりアドバイスしあったりした.

職場の雰囲気

いろいろ炎上していたが,少なくともインターン生にとってはブラックって感じでもないなと感じた. 18:00以降残っている人もいたけれど,僕みたいに定時退勤する人もいたし,個人の取り組み方によると思う. インターン恒例の発表前の残業などは多かった気がする.まあどこでもそんなもんな気はするけど (適当)

感想

  • 全国の大学からインターン生がきていて,彼らと知り合えただけでも価値があった.
  • テーマに関しては,実際のプロダクトに組み込めるもののほうが良かったかな,などと思ったりしている.
  • 最終日の全社員の前でのプレゼンは久しぶりに緊張したけど複数人にいい反応を得られたので満足.